株式会社リョケン

「信州フレンチ」と NAGANO WINE を提供する「Restaurant 溪」2022年11月オープン

斎藤ホテル(長野県・鹿教湯温泉)

商品づくり

2025.03.19

レストラン渓

長野県/鹿教湯温泉の「斎藤ホテル」様が、宿泊業やレストラン業を通じた自社と地域の持続的発展を目指し、ホテルに隣接する敷地内に、フレンチと信州の食文化が生み出す新たな「信州フレンチ」と NAGANO WINE を提供する「Restaurant 溪」を2022年11月15日にグランドオープンしました。

信州の魅力を体感する新たなレストランで 自社と地域の持続的発展を目指す

602 年創業の「斎藤ホテル」様は、江戸時代から湯治場として栄えた鹿教湯温泉に位置し、1993 年に個人客中心のホテルへのリニューアルをして以降、着地型ツアーの企画・実施などの長期滞在の仕掛けにより、リピーターを獲得してきました。

2016 年には、鹿教湯温泉街に信州産の果物などの素材にこだわった菓子を製造・販売する「さいとう菓子工房」をオープンし、自館の利用者だけでなく、地域の方々にも支持され、好調な業績を上げています。近年はリピーター客全体の高齢化が課題となっており、2020 年には新たな顧客層の開拓と単価アップのため、10 階をプレミアムフロアとしてリニューアルしました。

「Restaurant 溪」は、ビュッフェスタイルのみであった夕食の選択肢を増やすだけでなく、食事を目的とする顧客層の獲得、さらには地域のハレの日需要の取り込みも目指しています。今回の商品整備は、経済産業省の令和2年第三次補正予算「事業再構築補助金第1回公募」にて採択された補助金を活用しています。

信州の魅力を伝える新たな信州フレンチを提案

「美味しい食事を通じて、信州の自然や人、土地とのつながりを 体感 してもらいたい」という思いのもと、信州の「おもてなし」をテーマに、レストラン計画は進みました。

建物は目の前に内村川、屋根のある木造の五台橋や県宝・文殊堂を望むホテルに隣接する敷地内に、木造2階建てで新築しました。

外観は、深い森をイメージしたモスグリーンの落ち着いた色合いを基調にしました。

鹿教湯温泉のある上田市は千曲川ワインバレーに属しています。

かつて養蚕業が盛んだったこの地域では、桑畑をぶどう畑に転用し、現在は大小さまざまなワイナリーが登場しています。

信州の食文化の魅力発信とともに、「これからのワインプレイヤーを応援する」気持ちを込め、地元の食材と食文化をいかした地元産ワインに合う料理の提供をメニュー開発の軸に、フレンチをベースとしたこだわりのコース料理が生まれました。

レストラン渓
レストラン渓

ディナー1コースのみ / 完全予約制
おひとり様  13,200円(税込)+ サービス料10%

ワインリストは千曲川ワインバレーのものを中心にNAGANO WINEのみで揃え、ペアリングも提案しています。

信州を体感する空間づくり

木のぬくもりを感じる 2Fダイニングホール

2Fダイニングホールは、2名席を中心に、全 32 席を用意。天井から吊るした照明は、社長自らが里山から切り出した木材を利用し制作しました。壁面の照明も、木曽の職人によるヘギ板を用いています。

壁のアート作品は、小岩井紬工房(上田市)の上田紬を用いてビクトリアンクラフト(松本市)が制作しました。

ホール奥の厨房は、ドライ厨房を採用。少人数での運営を想定した設計とし、運営には、飲食店向け予約システムや POS システムを導入して、効率化を図っています。

レストラン渓
レストラン渓
地域の歴史を伝える1Fラウンジ

1Fは受付およびウェイティングスペースとして、また食後にフリードリンクを楽しむ場として整備しました。壁面や棚には、創業 400 年超の老舗だからこそ伝えられる歴史ある古地図や骨董品等を展示しています。

1F・2Fともに、家具は塩田家具(上田市)によるセレクションです。

レストラン渓
レストラン渓

地域の歴史を伝える1Fラウンジ

工事・開業支援関連データ

施主
株式会社 斎藤ホテル
総合企画
株式会社 リョケン
公式サイト
https://saito-kei.jp/

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