個人客ニーズに応えてさらなる進化を遂げた『リ・ボーンプロジェクト Part2』

富山県／魚津市の「金太郎温泉」様が、ブランドイメージ向上のための高質化の取り組みの一環として、ダイニングのリニューアルと客室改装を実施。2024年2月より段階的にオープンし、2024年7月に「リ・ボーンプロジェクト Part2」として竣工を迎えました。

「金太郎温泉」と日帰り温泉施設「カルナの館」を運営する株式会社金太郎温泉様は、さらなる個人客化を見据えて、経営革新計画に基づく段階的な商品整備「リ・ボーンプロジェクト」にて、ブランド力の向上に取り組んできました。
2022年にはギフトショップやラウンジなどのパブリックエリアの全面リニューアルと個人向け会食会場の整備を行っており、それに続く今回の商品整備では、Dining 瑞兆のリニューアルと、27室の客室の高質化改装により、一層の商品力向上を実現しました。

畳と障子がメインであった既存食事会場「瑞兆」を一新し、プライベートな空間を印象付けるダイニングへとリニューアルしました。ゆったりとしたテーブル配置と仕切り、照明演出により、オープンな空間にもかかわらず隣席が気にならない工夫がされています。
竹や木をふんだんに使用して森のような温もりある室内デザインとしました。中央には富山の森の大木をイメージした栃の木のテーブルを配し、壁面にはチューリップなど富山の花のアートを飾っています。
料理提供においては、お客様に合わせて一品ずつ提供するスタイルにこだわりました。隣接するパントリーを改修し、お料理ごとに最適なタイミングで提供することで食事の印象が高まるとともに、事前の膳上セットの負担軽減や下膳食器の洗い場の集中を防ぐこととなり、運営効率の向上を果たしました。

今回の2～4階客室27室の改修により、別館はすべての客室の整備が完了しました。スプリンクラーや空調設備の更新も果たしています。合わせて、稼働の低下していた光風閣「峰の界」の特別室2室をグループ、ファミリーユースを前提とした仕様に改修しました。